2010年02月14日

第83回キネマ旬報ベスト・テン

1位   ディア・ドクター   1位   グラン・トリノ
2位   ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜   2位   母なる証明
3位   劔岳 点の記   3位   チェンジリング
4位   愛のむきだし   4位   チェイサー
5位   沈まぬ太陽   5位   レスラー
6位   空気人形   6位   愛を読むひと
7位   ウルトラミラクルラブストーリー   7位   アンナと過ごした4日間
8位   サマーウォーズ   8位   戦場でワルツを
9位   誰も守ってくれない   8位   スラムドッグ$ミリオネア
10位   風が強く吹いている   10位   イングロリアス・バスターズ
さて、今年も恒例のキネマ旬報ベストテンが昨日公表された。 聡明な映画ファンならお気づきだろう。通常なら"超大作"といった作品がほぼ必ずランキングするのだが、今般の世相を反映した、いわば小粒揃いの、しかし名作だなぁという作品が選出されたようだ。 邦画ではかろうじて"フィルム作品"が選ばれた事は意外であった。 というのも、昨年公開された邦画のうち、半数以上が実は"デジタルビデオ"作品だったのだ。 現在公開中の「パラノーマル・アクティビティ」も制作費130万円という極めて低予算の映画が好評のようだが、実はまもなく公開される日本映画「都市霊伝説 心霊工場」などはこの「パラノーマルー」の半分の予算、つまり70万円弱で製作されているのだ。 ここ数年邦画が活況を呈しているとの報道もよく見かけるが、実際は民生の安価なデジタルビデオで製作され、これをフィルムに起こして劇場公開されているのが殆どである。 70年代にはATGが"一千万円映画"なるものに挑戦、いかに安く良い映画を撮るか、また若手の監督が撮りやすい環境を作ろうという路線を築いた時期があり、多くの名監督を輩出した。 それから40年近く経て、再びこういったムーヴメントが起きるのか、有象無象の中からどれだけの名作が生まれるか、非常に期待したいところである。
posted by kussy at 00:20| 映画関連