2015年03月22日

閉館・・・

 先日、我がHPの常連であるくろばくさんの情報により、小生が小学校時代から通っていた映画館「トビタシネマ」が休業(実質上は閉館だろう)する事を知った。
小学生の頃は近くに住んでいたこともあり、幾度と無く父親に連れられて、そして中学・高校と転宅した後も自称映画小僧だった小生は足繁く通ったものである。当時はむせ返るような小便の匂いやタバコの煙、はたまたこちらの股間を弄ってくるような迷惑な輩を押しのけ、本当にセッセと通った。その理由は勿論映画料金が格安だった事もあるが、何と言ってもそのラインナップである。通常3本立てであり、内2本は旧作、あとの1本が所謂2番館落ちの最近の作品となっていた。新しめの作品も観られるし、自分が生まれる以前の名作・迷作などが週替りで観られるところなんてそんなに無い。現在はこのトビタシネマと新世界国際劇場ぐらいであろう。
そんなまさしく青春時代の象徴といっても過言ではないこの劇場が遂に閉館する。万感胸に迫る思いとはこの事であろう。胸に去来する思いは次第に大きくなり、朝一番から観に行こうと決意、昨日久しぶりに胸を踊らせて劇場に行くと、大学生らしき集団が既にテケツの辺りにたむろしていた。多分小生と同じく、閉館の知らせを知って勢い押し寄せたのであろう。この学生たちを見てハッとしてしまった。自分は何故閉館と知ってから劇場に来たんだろう。考えてみればココに来るのは7−8年振りかもしれない。この学生たちや自分がもっと足繁く通っていれば、もっとこの劇場を愛していれば今回のような事にはならなかったのではないか。
 閉館の理由は存じ上げないが、恐らくは財政的なことだろう。自分たちがもっと映画を観ていれば・・・・。そんなことを考えていたら何だか映画を観るのが申し訳なく、自然と踵を返してしまった。
 随分前に内装をリニューアルし、以前に比べると随分と綺麗になったが、やはり西成の労働者たちも娯楽とは捉えなかったのだろう。場所柄からお世辞にも良い場所ではないその地で、本当によく頑張ったと心から賛辞を送りたい。そして是非復活を遂げて貰いたい ! !
posted by kussy at 20:02| 映画関連